直感を信じて、家族と共に新天地へ

宇田川 朋美さん

――須崎で輝く、しなやかな挑戦者

宇田川 朋美(うたがわ ともみ)さん / 43歳

須崎市の女性支援施設「りあん」で、地域おこし協力隊として活躍する宇田川朋美さん。北海道から東京、埼玉、福岡を経て、母と3人の子どもたちと共に須崎へ移住した彼女の人生は、まさに「直感」に導かれた冒険の連続です。幾度もの転機を乗り越え、今、須崎という新天地で新たな挑戦を始めた宇田川さんの「MY STORY」には、人生を前向きに生きるためのヒントが詰まっています。

目次

1.小さなビビりから、世界を巡る冒険者へ

北海道札幌市で生まれた宇田川さんは、幼い頃は小柄で体も弱く、母や年上の子どもたちの陰に隠れてしまうような性格だったと言います。

「ビビりな性格で、いつも誰かの後ろに隠れているような子でしたね」

しかし、中学生になって急に背が伸びると、性格も大きく変化。特定の人だけでなく、様々なタイプの人と積極的に話すようになりました。

大学進学で上京してからは、週6日アルバイトをしてお金を貯めながら、旅行や好きなアーティストのライブで日本中を巡る日々。この頃培った行動力と好奇心が、今の彼女の原点となっています。

宇田川 朋美さん

2.離婚、そして家族5人での大移動

宇田川さんの人生最大の転機は、3年前に訪れました。離婚です。それまではフリーランスとして子育てと仕事を両立していましたが、住んでいた家の売却とほぼ同時に仕事の契約期限も切れ、まさに大ピンチに。

「そこで一大決心をして、子ども3人と母と一緒に埼玉県から福岡県に引っ越しをしました」

福岡では生活の安定を求めて会社員として働き始めましたが、今度は働き詰めで体調を崩してしまいます。再度人生を見直す必要に迫られた時、ふと目に入ったのが、日本シングルマザー支援協会のメールマガジンに掲載されていた、須崎市の地域おこし協力隊の募集でした。

「この募集を目にして直感的に『これだ!』と感じて、すぐに協会へ連絡を取らせていただきました」

家族5人で福岡から須崎へ車で9時間かけて視察に訪れた宇田川さん。生活のしやすさと食材の新鮮さ、ゆるやかな時の流れや人の温かさに安心感を覚え、すぐに移住を決意しました。

宇田川 朋美さん

3.「ひとりじゃない、大丈夫」――常に誰かに支えられて

困難な時期を乗り越えてこられた秘訣を尋ねると、宇田川さんはこう答えました。

「特定の誰かというよりは、常に誰かに助けていただいていると感じています。大ピンチなときには思わぬ方向からチャンスが巡ってきたりもするので、たとえつらいことが続いても『ひとりじゃない、大丈夫』と思えています」

そして、今の自分を支えているものについて、こう語ります。

「たくさんの人に支えられて生きていると思っていますが、やはり一番は自分の家族です。子育ては日々大変なこともありますが、でも子どもたちがいなければ、自分がここまで頑張ることもなかったと思います」

子どもたちの存在が、宇田川さんに前へ進む力を与え続けているのです。

4.須崎になじみ、須崎の良さを伝えていく

現在、宇田川さんが最も力を入れているのは「りあん」での活動です。

「須崎になじみ、須崎の方のお役に立って、そして須崎の良さを多くの人に伝えて、須崎にたくさんの人が来てくださるように力を尽くしていきたいです」

「釣りバカシティ須崎」に来たからには、釣りにも挑戦してみたいと、さっそく釣りイベントにも参加。新しい土地での挑戦を楽しんでいる様子が伝わってきます。

宇田川 朋美さん

自分の人生・経験を一言で表すと?

宇田川

直感

あくまで私の場合ですが、自分の頭で一生懸命「こうしなきゃ」「こうすべき」と考えたことより、自分の感覚に素直になって「したいからする!」と決めたことの方がうまくいっている気がします。私の場合は家族も巻き込んでいるのでワガママかもしれませんが、きっと私が楽しんでいる方が家族や周りの人も楽しいはず!と思って生きています。それを見守っていてくれる家族や関わってくださる人たちには心から感謝しています。

須崎で何かしたいと思っている方へメッセージ

「須崎は、地方に対してよくあるネガティブなイメージとしての閉鎖的な感じはなく、好奇心旺盛な人ややる気の溢れる人が集まっている街だと感じます。そして挑戦することに意欲がある街でもあると思うので、何かしてみたいことがあるならば、まずは『りあん』にアクセスしてみてください。したいことを実現するにはどうしたらいいのか?を話したり、一緒に考えていけたらと思います」

編集後記:自分の感覚に素直に生きる強さ

宇田川さんとお話をして印象的だったのは、彼女の持つ「自分を信じる力」でした。離婚、住まいの喪失、仕事の契約終了、そして体調不良――どれも人生を揺るがす出来事ですが、宇田川さんはそのたびに「直感」を信じて新しい道を選択してきました。

「こうすべき」ではなく「したいからする」。一見シンプルなこの考え方の裏には、自分の感覚への深い信頼と、失敗を恐れない勇気があります。そして何より、自分が楽しむことが周りの人の幸せにもつながるという、ポジティブな人生観が感じられました。

母と3人の子どもたちという家族5人で、見知らぬ土地へ飛び込む決断は、簡単なものではなかったはずです。しかし、その決断を後押ししたのは、須崎の人々の温かさと、「ひとりじゃない」という実感でした。

「りあん」で宇田川さんは、自らの経験を活かしながら、須崎で何かを始めたいと思う人たちの背中を押してくれることでしょう。ぜひ一度、「りあん」を訪れて、宇田川さんの笑顔とエネルギーに触れてみてください。

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